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帰れない山 Comments (12)
都会の少年ピエトロ 山に連れて行くエンジニアの父、現地の朴訥な少年ブルーノ
この3人の人間模様、反抗期、逆に親に見放され教育機会もない青年
と北イタリア 一部ヒマラヤの壮大な自然が全て
素晴らしい景観、ストーリーもこなれてる のだが
いかんせん 芸術派 でないワシには 展開が遅く
断続的に眠ってしまったズラ😪
でも自然は素晴らしいヨ、山岳地帯
キレットというか氷河というか雪山の亀裂
実の息子ピエトロ都会派 越えられず
野生児ブルーノ楽々超える
それがのちの都会派親子の確執になる。反抗期 31歳で父親死ぬまで
その代わり、家族から見放されている現地人の野生児ブルーノにアレコレ便宜を図ってた
31歳で宙ぶらりんの都会派ピエトロ、やっと父の思いを知り、山小屋建設2人で・・・
という感じ。ネタバレというより、この程度の情報は事前に入れといた方が楽しめる。
とにかく山岳地帯の大自然⛰️と父子、友達の生き様 の骨太だが静かな作品
細かいストーリーはどうでもよろしの壮大な作品。
道を切り開く青年と 不器用土着故に・・
ということで商業ベースで言うと、昔ながらの酪農、製法も少なくなってると有料パンフの受け売り。
有料パンフの中の袋付きの手紙✉️入ってた
東京MERの豪快ポスター挿入版よりも味がありました。
ただ、😪眠ることだけは用心!ある程度予習ネタバレもよし。展開の作品 ではなく リアルタイムで感じる作品だから。
「俺は山に裏切られたことはない」
言葉にすると意味不明な言葉だが、最後にその意味ははっきりする
鳥葬を選び最後まで山の男として生きたブルーノ
父の意思、友人の意志を残された者の中心に据えた生き方は、永久にその回りを浮遊していくしかないのか?
悲しいがそのことが、人生の理である以上仕方がないのだ。久しぶりにストーリーに引き込まれる映画でした。
アルプスとネパールの山の風景がすごくきれいです。
144分は少々忍耐が必要ですが、二人の友情に感動です。
(山で家を建てるところは特に)
#帰れない山
新鮮で楽しめた。2時間半くらいあるのでちょっと長く感じた。
地図、等高線をちゃんと読めること、何があるかわからないから用意周到にそして無理をしない。地図で父親が登ったところに線、ピエトロの線、ブルーノの線、それぞれいろを違えて。途中からピエトロの線は増えない。父親への反抗心、反抗期。父親の死をきっかけに20年近くたって山に戻り、ブルーノと二度目の、今度は長くて厚い再会を果たす。自分の不在の間にブルーノを二人目の息子のように接しともに山に登っていた父。地図を見て、父親とブルーノの線を追いかけるようにして、途中から増えなかった自分の線を確実に描いていくために山に上る。そして父親が埋めたメッセージ(ケルンにこういうの埋めるというの知らなかった)を読む。自分と初めて登山した時の父の喜び、ブルーノと父が一緒だったことがわかるメッセージ。
二人で父の残したことは通りに山小屋を建てる二人。子どもの時にいっしょに飛び込んでおよいだ湖はこんなに小さかったのか、ブルーノはプロ、着実に家を建てていく。「石」(ピエトロ)の意味の方言、ベリオ!とピエトロの名を大声で呼ぶブルーノには喜びが溢れていた。
ピエトロの母親のおかげで本を読めるようになったブルーノは全てが上手くいかなくなったとき、「言葉が貧しいと思考も貧しくなる」と述べる。ブルーノもよく本を手にする大人になっている。そのブルーノは自分にはない、ピエトロの言葉や思考の力やとらわれずに動く自由さに憧れる。一方でピエトロは、父親に向かって心の中で言う。「父さんの息子の一人、ブルーノは行くべき道をちゃんと見つけたよ。もう一人の息子、僕はまだ何も見つけていないけど」。ブルーノみたいにしっかりしていないピエトロは高原病で氷河の合間を飛んで渡れなくて具合が悪くなってしまう。ブルーノは山の男の子、逞しくて自由でいいなとピエトロは憧れただろう。そのピエトロがネパールに行きヒマラヤ含めて色んな山を登る人になる。
上に書いたのは時系列もバラバラで同時に起きたことではない。でも友達との関係はこんな感じなんだと思う。少し遅れたり、少し早めに何かを感じて、ある時はどちらかが先に進んでいるようになり、少ししたら一方は何かにに引っかかって停滞する。
舞台のヴァル・ダオスタ州はイタリアの最北西、ほーんとにはじっこの一番小さい州でイタリアのお尻とか言われているらしい。イタリアの土地土地の多様性は半端じゃない。