サード

7.0/10
tổng số 15 bài đánh giá
thể loại   プロット
thời gian chạy   103分
ngôn ngữ   日本語
khu vực   日本
bằng văn bản   寺山修司
Trong nhà hát   03/25/78
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cốt truyện của サード

一人の少年院生が、少年と大人の狭間を彷徨しながらも、成熟に向って全力で走り抜ける姿を描く、軒上泊原作『九月の町』の映画化。脚本は「ボクサー」の寺山修司、監督は「日本妖怪伝
サトリ」の東陽一、撮影は川上皓市がそれぞれ担当。

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サード Comments (2)

cxhrwdm
cxhrwdm
ATGの映画、寺山修司の脚本
それでイメージされる映画そのものです
前衛的な意味深なシーンや哲学的な台詞の世界です
しかし、その世界はねっとりとしていて一度はまりこむと抜け出てこれない力があります
この世界は体験すべき価値があると思います

永島敏行、森下愛子は良い配役で本作を成功に導いたと言えると思います
そして特に峰岸徹のヤクザは強烈な印象を残しました

少年院やサードが元いた高校の俳優達はみなポスト団塊世代です
しかし本作が訴えるのは、ホームベースという目標を失いいつまでもグランドをぐるぐると駆け回る他ないのだという全共闘世代のレクイエムです
サードの見る悪夢とは、60年、70年と安保改定を阻止できず、次々とランナーを返してしまった悪夢の中に永遠に閉じ込められたという意味でしょう
つまり少年院の中に居るかのようだという彼らの苦悩の訴えであったと思います

ポスト団塊世代を使って全共闘世代が自分たちのその苦悩を表現した映画なのです
これは1971年の藤田敏八監督の八月の濡れた砂と同じです

この構図は21世紀にまで連綿と続いており、老人達が若者達を使い彼らの妄執を未だに遂げようとしているのです

そもそもサードはホームベースから見れば左の孤塁なのです
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10代後半、大人への階段を駆け上って行く若者たち。
世間知らず、向う見ずな、彼等の綱渡りは、既に大人となってしまった私達も通ってきた道だ。余りに危なっかしく、手を差し伸べたくもあり、目を覆いたくもあり。

いや、私も含めて、誰も大人になどなっていないのかもしれない。歳月を経れば皆成人はするのだ。ホームベースなきグラウンドを走り続けるだけだ。

森下愛子の美しい肢体に息を漏らし、峰岸徹の起用で引き締まった物語に唸る。