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ふりむけば愛 Comments (4)
大林宣彦監督1978年の作品。
主演は時のカップル、山口百恵と三浦友和。8度目の共演作。
ずっと文芸作や何かしらの原作続いていたが、初のオリジナル作。
サンフランシスコを旅する杏子は、凧を上げていた哲夫と出会う。哲夫は翌日の観光案内をすっぽかしたり、杏子は自殺を仄めかしたり、色々訳ありの2人だったが、情熱的に惹かれ合い、激しく恋に落ちる。そして東京での再会を約束し、杏子は帰国する…。
が、待てども待てども哲夫から連絡が来ない。サンフランシスコに手紙を出すも、宛人ナシで送り返ってくる。
そんなある日、杏子は車にはねられてしまう。命に別状は無かったが、車を運転していた大河内は杏子を気遣う。誠実でお金持ち。付き合うようになり、プロポーズされる。
まだ哲夫を忘れられない杏子。サンフランシスコへ飛ぶ。哲夫は居た。が、そこで見たものは…。
愛に傷付き、哲夫に別れを告げ、帰国して大河内との結婚を決意する。
ようやく、杏子を愛していた事に気付いた哲夫。杏子を追って、東京へ戻るのだが…。
…と、まあ、話は他愛ないラブストーリー。
運命的な出会い、別れ、恋敵、そして…と、ベタで如何にもな展開・設定のオンパレード。
大林作品としても自分色はまたまた薄め。ラスト辺り、“らしい”作風を出してはいるものの、本作は“百恵&友和カップル映画”。
2人の魅力がこの作品の魅力。
三浦友和は今風のイケメンというより、少々ワルでキザ。裸体サービスや歌声披露など、当時の女子の恋焦がれの的。
でもやはり、山口百恵。自分はその世代ではないにしても、幾つかの作品は見ており、魅力は全く色褪せない。
本作でもTHEメロドラマのヒロインはハマり役で、その可憐さと美貌、それでいてファッションなどカッコよく、男なら萌え、女性なら憧れやお手本の象徴。彼女もまた、伝説のスターの一人。
本当に三浦友和は素晴らしい女性を伴侶にしたもんだ。
サンフランシスコで行ったロケがドラマチックなラブストーリーを盛り上げている。
尚、地球人に戻ったら御曹司になった光の国のヒーロー。ジェントルマンかと思ったら、カプセル怪獣な咬ませ犬で、まさかのマ○コン!
大林作品の一つとして見たのだが、やはり本作は百恵&友和映画。
まあ、ふりかえってそう見れば、何の問題ナシ…!?
二人はサンフランシスコで知り合い、恋におち同棲する。
日本に帰った百恵ちゃんは友和君の帰りを待つが現れない。
他愛のない恋愛ものだが主演のふたりを見る作品で、ラブシーンもかなり頑張っているので、まぁ、いいか。
調律師であるのにピアニストと嘘をついていた杏子。ベッドインしたら、処女であったことがわかった。一方の哲夫は職も無し、革命家であると言った。
日本に帰った杏子は車にはねられるが、はねたのは建設会社専務の大河内だった。そして彼にプロポーズされる。哲夫の気持ちを確かめるためサンフランシスコに向かうが、彼は女と一緒にいた。そして結婚式、哲夫は杏子を奪おうとするが・・・
『卒業』そのままの展開で飽きてしまう。結局、視点が定まらず、百恵視点から見た限りでは何故哲夫を選ぶのか・・・処女を捧げた男だからか?ちょっと感情線が不明。
2=別の男と別れ、最初の恋人と結婚する
3=それ程、悪くもないが、あまり感動もしなかった
4=映画の評価は高くはないが、百恵と友和のコンビは、
心が乱れず、安心して観れるのが良かった
5=ざっくばらんに言って、19才の百恵ちゃんに、
①最初の男を振り、別の男と結婚
②その後、別の男と別れ、最初の男と結婚
③それを90分の映画で、観る者に感動させるのは、無理筋