クレイジーズ 42日後

ゾンビウイルスが蔓延した世界で42日目。遂に自ら命を絶とうとした主人公が何かに気付き、この地獄から脱出しようと奮闘する物語。

特に説明もなく唐突に始まる緊急事態。
とは言うものの、ゾンビとのドンパチが始まるわけでもなく、静かに主人公の孤独が描かれていく。

かと思えば、穏やかな日差しの中、まるで青春映画の1ページのようなシーンが始まったり。。？？
ポスターだけ見たらまんまゾンビランドなんだけどね…。期待してたのと大分違うなぁという印象。

どちらかと言ったら、こんな世界での孤独とか、その中にある生きる希望、意味みたいなものを見せたい作品なのかな？

言ってしまえば、約90分の上映時間中、開始80分くらいまでは結構退屈だったかも。

しかし困ってしまうんですよねぇ、こういう最後だけやたら盛り上がる映画って、悔しいがキライじゃないんですよ（笑）

ある人物の悲しい真実が明らかになったあたりから急展開。
ここからのスプリントは少しニヤリとしてしまうほどの痛快感。

ギャグ要素があるわけじゃないけど、昔観たヘンダー〇ンドの大冒険のラストの追いかけっこを思い出したｗ 勿論、名刺投げたりはしませんが。

作品としては、意識の残っているゾンビとか終盤でテンションがあがる所とか、ちょうど1年前に観たCUREDと同じ感じか。作品の毛色は全く違うけど。

とにかく、上述の通りアツくなったのは最後の方だけだけど、たまにはこういうのも良いかな…ってことで、☆3.5‼

その他、シンプルなバラード曲が好きなので、個人的にエンディング曲がかなりツボだった。
曲だけで言えば、今年暫定No.1!!

韓国のがやたら面白かったから期待していたのに…。こちらはまじめすぎた？こちらはALONE で確かにそのまんまな展開だった。ひとりの孤独描かれてもなー…語りが多すぎてゾンビアクションほとんどなし。ハラハラドキドキほとんどなし。かなりな期待外れだった。

ある日目が覚めたら街中の人がゾンビになっていた。
家に隠って1人っきりで42日、精神的にもう耐えきれなくて首を吊ろうとしたその瞬間、向かいの家に女の子が住んでいるのを発見する。

ここまで主人公はただただ1人で家にいるだけだから、ゾンビとの格闘も殆ど無い。

女の子を見つけた後の彼は髭剃って別人のように爽やかに逞しく食料を探しに外に出て行く。
この映画のゾンビは動きが異様に早くて闘うと言うよりはどう交わすかという感じで、ゾンビとの格闘が見たい人には物足りないと思う。

恋愛映画としてもトランシーバーでの会話がほとんどだし。

まぁ主人公がイケメンなのでそれもありかな。

ネタバレ！ クリックして本文を読む
映画ポスターに偽りアリ。
皆さんが着ている衣装では映画に登場はしません。
ショットガンのシーンはあってもほんの数分だけ、
後ろにいるのはドナルド・サザーランドなのか？
この人、15分ほどしか登場しないので物足りなさは半端ではない。しかもパジャマ姿だし
さすがAMGエンタテインメント．．．　小細工だけは立派だけれども映画を台無しにしている。
ゾンビ映画としては、派手さのない映画と言えて、どちらかというと彼女を助けたい一心のエイデンの姿を身体の入れ墨のイメージから反比例する様な心温まる彼の行動に拍手を送りたくもなったけれども配給会社として、下の下の行為は許せなくなってしまう。

生きるか死ぬかのストレス生活か〜ら〜の〜向かいのマンションに女を発見した途端、目がハートって…ラブコメゾンビ編か？ゾンビになった人が意識ある設定も面白いです。意外性の高いゾンビ映画でした。