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いけちゃんとぼく Comments (17)
『泣ける』と評判だったので、号泣を予想していたら、じんわりくるタイプの『泣ける』で、よかった。
いけちゃんの正体は、びっくりというか、ほっとするオチだった。
なんとなく予想が出来るようになっていたし。
なによりも、ヨシオがかわいくてすばらしい。
あんなこむつかしいことをブツブツ言う子供がいたら、本当はイラッとするかもしれないのだけど、
それでも元気に跳ね回るヨシオは、子供らしくて、かわいい。
でもナフタリンはちょっと。。。
役者はそれぞれすばらしかったし、いけちゃんもかわいくて、やさしくて、お母さんがお礼を言うシーンとか、胸がぎゅっとなった。
良い気分になることが出来る映画。
非常に示唆に富んだ作品なので、効能っぽく見所を。
婚活が上手くいかない女性には、
リアルな母親の愛情表現と、人生をやり終えた女性の愛情表現、幼馴染の女の子の愛情表現の差から振る舞いや心持ちを見直すキッカケに。
みんな同じぐらい愛情を持っているのに、受け入れられるTPOが上手く表現されている。
目的の定まらない思春期の学生には、
エネルギーを破壊や非難に使ったときの虚しさ、
場所を変えても同じ、自分が変わらないと。
「力で心は変えられない」を胸に
ジブリを観ている子供たちには、
自立・自律とはどういうことか、始末のつけ方がジブリ作品より判り易い。
思いだけでなんとなく頑張っても周りが迷惑するだけ…。
クリエーター・開発者には、
葬式のシーンで近所のおばさん役の西原理恵子。無表情な演技の裏にある自信。
マネージャ・管理者には、
適材適所、采配が光る野球対決シーン。
信頼関係の築き方、活かすも殺すも管理者次第。
窓際・リストラ候補など閉塞感を抱いている現役世代には、
面白くない、つまらない、価値が無いと思われていることでも
真摯に続けることで誰かを成長させる言葉が言えるようになる。
いろんな人を勇気付ける作品です。
そういう境遇(おそらく自分が先に死ぬ)で
もっともっと今の生活が続いてほしいって思ってたところで
この作品を見てしまった・・・
そういう意味で泣いてしまいました〜
主人公のよしおが残酷なことをしたり
怒られてしかりの悪さをしても、いけちゃんは
諭すことも叱ることもせず、ただただそばにいる。
なぜか、そういうところがイイなぁって思えた。
子供は少なからず残酷な一面も持っていて
そこから学習していくと思うし、ちゃんとしないとダメ!じゃなかった
ところが非凡な印象を受けた。
残念に思ったのは
このお話が一夏の出会い的な短い時間のような印象を
受けてしまった点。
本当は赤ちゃんの頃からいけちゃんは見守ってるワケなので
そういう「長さ」がいまいち表現できておらず、
それがあれば、別れのシーンももっと重くなったと思った。
まあ、子役などの制約もあったのかな・・・
自分的にはCGがちょっとな〜とも思った。