サロゲート・マザー Surrogate Mother
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日本
05/18/96 Trong nhà hát
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サロゲート Comments (20)
キャメロンが文字通りの作品を世に出して
話題になってるとおもいきや
こちらでもアバター的なロボット社会のお話である。
ぼくはと言えば、年明け早々、
FF13目当てに買ってしまったPS3でホームに
どっぷりはまってしまっているが、
セカンドライフなどのアバターを活用した仮想現実世界を、
現実生活に持ち込んだ世界観が、このサロゲートの舞台だ。
自分は家にいて身代わりロボットが代わりをやってくれる
という未来社会での代替ロボットによる生活は、
SFのモチーフとしてよくあるが、
今回のは代替ロボットをアバター的に活用している点が旬である。
ロボット開発の飛躍的な進歩で、人間は自宅以外の生活を
サロゲートという代替ロボットに委ね、自分は自宅から
遠隔操作をして生活するというライフスタイルが確立する。
それにより、人間は直接的な危害を加えられることがなくなり、
犯罪が激減することになる。
そのような設定の中で、ブルース・ウィルス扮する主人公
FBI捜査官のトムもまた自分よりずっと若作りした、
サロゲートで捜査にあたっている。
しかし彼の悩みの種は、息子を交通事故で失って以来、
心を閉ざしてしまった妻との関係である。
妻はサロゲートでしかコミュニケーションを取ろうとせず、
ずっと部屋に閉じこもっている。
そんな家庭内別居の状態に対してトムはこのサロゲートが
もたらした社会に対して疑問を抱き始める。
そんな矢先に、捜査中自身のサロゲートを失い、
そして再び社会の中で生身の自分として行動するとき、
サロゲートが本来の人間らしさを見失わさせたことに気づくのだ。
監督はジョナサン・モストウだが、彼が「ターミネーター3」を
手懸けたことはこの作品に活かされていると思う。
アクションシーンはまんまターミネーターである。
ぼくも仮想空間で感じる既視感にも似た現実との曖昧さが、
人間の本来的なコミュニケーションを鈍らせているのではないか、
と感じるのだが、まさにそのことを警告するような作品である。
結果的にこの作品は、熟年夫婦の再起の物語であるのだけど、
それは文字通り仮面夫婦というものにも通じる、
非常に現代的な問題も提起している、と付け加えておこう
1月は心身ともに疲れ切っていたので((+_+))
ぜひこういうのを観たかったのだが、あー観て良かったv
すごく良く出来ましたという話ではないし、深みもない^^;
だが非常に分かりやすい冒頭から、若返ったアンドロイド
的な俳優たちの造型美、対して生身の人間たちの苦悩、
近い未来に絶対こんな世界があり得ないとはいえない…。
むしろ実際に起こりそうで怖くなった。
あぁブルースおじさん。。
ハゲだ汚ないだと、大変無礼な書き方をする私ですが、
今回も見事に役にハマり、本当に素晴らしゅうございましたv
若返ったサロゲート姿では金髪姿、顔はテカテカ光り輝き、
若かりし貴方様のお姿を思い浮かべ…いや~楽しかった。
周囲のオッサンやオバサンたちも見事に化けてますんで^^;
怖くて切ない話ながら、プッとなれるシーンも多数存在。。
いやでもしかし、こんな世界がきたら実際どうなんだろう。
皆おんなじ顔をしてそうだなぁ^^;
誰がどうやって?というサスペンスでもあるのだが、
元々が生身じゃない身体で外を出歩き、危険を回避する
のが一般人だけじゃなくて刑事まで?という世界なので
そこに命の重みを感じさせない。
過去に息子を事故で失ったブルース演じる一家の苦悩が
本当に生きるとはどういうことなのかを示してくれている。
そこから逃げてちゃダメだ。という彼のメッセージは、
当たり前の感情を押し殺し平静を装う妻の美顔と対照的。
なにが美しくて、なにが汚いことなのか、
ブルースは身をもって(あ、意味を間違えませんように^^;)
傷だらけで示してくれているわけである。
単純だけどこういう演技、彼で良かったvと心から感じる。
…でもやっぱ、髪の毛は欲しいんですね?
(反対派の動きがなんだか曖昧。みんな悪党顔してるし^^;)
攻殻機動隊は、過激なエロ描写ナシでエロ問題を見事に画いており、感動したもんだ。
うーん、本作はやっぱり何か物足りない。
生身では外出もできずに、家族とも向き合えずに孤独を生きる人々。非常に残念だけど、ありえる世界。
人が集まっても、それぞれ携帯を開いて顔を見合って話す機会が減っている現代の人間関係を考えさせられる。
その辺の危機感や孤独感は非常にうまく描いているかと思う。
しかしながら、みんながずっと寝たきりで部屋に引きこもっていたら、筋肉なくなって太って大変なことになっちゃうだろ。って思ったり、サロゲートの存在が不自然に感じるところも多く、その辺の世界観の作りこみをもっとうまくやってたら、もっと面白かったんだろうなーと。
そんな世界が繰り広げられる今作品サロゲート。
痛烈な社会風刺とも言えるテーマに望むは
我らがマクレーン刑事、もといブルース・ウィリス。
しかし、今回はアクションはなりをひそめ、
人間としての心の葛藤や苦悩を見事に演じています。
作品としては深みが足りず、いまいちですが
彼の円熟味が増した演技は素晴らしい。
テーマは面白いのですが、幅や広がりを感じ無い。
何か重厚さが足りないと言うか、大作にまで
なりきれていない気がします。
ストーリーも中間中弛み。
ただ、面白かったのはサロゲートを使わない
人間で犯罪情報の監視をする太ったオッサン。
コンピューターオタクで容姿からして、
まるで今で言うニートなのだが、彼が
ニートの象徴でもあるサロゲートを
否定していることが面白かった。
そして重要な役を担います。
それは見てのお楽しみ。
映画館でみる程ではないが、
DVDではみる価値あり。
そんな作品でした。